アンサーソン

おひとついかが

こむら返る

たった今、id:mame510negiさんの

寝ながら力む。器用。 - まめがネギすきなんだってブログ

というエントリを読んだので、こむら返りについて。

 

 

寝ているときによくこむら返る。10代の頃はなかったように思うが、気付いたらちょくちょくこむら返るようになっていた。bbaかよ(bbaだけど)。

夏場は殆どないが、冬場、脚が冷えると覿面に来る。ベッドに入って「ヤバイこれ攣るやつだ」と思ったらできるだけ脚を温めてから眠るようにしているが、最近では起きて動いていても脚の冷えでこむら返るようになってしまった。bbaかよ(bbaだけど)。

 

一方、確実にこれをやると年中いつでもこむら返ることができる百発百中の打率を誇る行動がある。

ベッドの中での伸びである。

たまに「快適に目覚めるために」みたいなライフハック系のエントリや雑誌の記事で「朝目覚めたら布団の中で寝たまま大きく伸びをしましょう」みたいなことが書かれているが、これを実践すると確実に脚が攣るのだ。そうなると朝から一人でもんどり打つことになって快適な目覚めもクソもなくなる。これも10代の頃にはなくて、気付いたら攣るようになっていた。

常に意識的に「よし伸びをしよう」と伸びているならそれをやめるだけだから問題はないが、たまに寝ぼけて夜中にベッドの中で伸びをしてしまい暗闇の中で涙を流しながらもんどり打ったりもしている。痛いんだよチキショー。横でオットは爆睡である。助けろよチキショー。

「なんでだよ!」と思い色々と調べてみたが「百発百中で攣る」というコメントや記事には未だお目にかかったことがなく、冷えが〜とかミネラルが〜とかストレスが〜とか自律神経が〜という「それら割となんの病気のときでも挙げられてるよね」的な情報しか出てこないので、「原因はよくわからないってことがわかった」で留めておくことにした。原因がわからないのに調べ続ける作業は疲弊するだけだ。

しかし、一応の対策はそれなりにある。

寝ぼけているときの対策はないので諦めるしかないが、朝目覚めて身体が伸びを始めてしまったときは、すぐさま膝を曲げて足の裏をマットにつけて踏ん張るとこむら返らないのだ。脚まで伸びる気持ちよさはないが、お陰で今ではそんなに気にせずに伸びをできるようになった。それまでは伸びようとする身体を押しとどめて起き上がったりしていたので、今のほうが目覚めはスムーズだ。イヤ毎日伸びをしているわけではないが。

 

そんなわけで「伸び→攣る」のほうはほぼ解決しているが(原因はわからないので解決といえるかどうかは怪しいけれど)、「脚が冷えて攣る」のほうは殆ど解決していない。自分で脚が冷えていることに気付かずに「ヤバイ!」と思ったらもうアウトな域に達していることが多い(気付くと足の指が「待てお前どこへ行く気だ!」というあらぬ方向を向いて踏ん張っている)ため、普段から気を付けて厚手の靴下を履くとか靴下の上からもこもこしたルームブーツを履くくらいしか対策がない。下手をするともこもこルームブーツの中で攣ったりもする。もっと画期的な対策はないものかと寒い時季が来ると毎年思うが、今のところこうして「脚が冷えないようにする」くらいしかできないので、冬場の私はいつも困っている。

 

やれヨガだ筋トレだ生姜だハーブティだコーディアルだなんだと色々やってはみるのだが、あまり「効果覿面!」と思える対策はないんだよね…。bbaかよ…(bbaだよ…)。

お花のような子

結構前の話。

知り合いの会社が引っ越したのでその転居パーティに行ったのだけれど、そこで紹介された中途の新入社員の女の子2人のうち、片方が社員の一人に恋をしていた。

 

その子は初めて会ったときから物凄く「女の子」で、遠くにいても「あ、女の子がいる」と思う感じの女の子だった。お花みたいだな思った。私は長年女をやっていてかつ女子高出身なので、普通の人よりも接した女の子の人数や期間が長いと自負しているが、それでもここまで「お花」という感じのする女の子に会ったことはなかった。

お花っぽいと思ったのでそれを別の人に伝えたら

「そう!お花みたいだよね!」

と激しい同意を得られたので、きっとみんな彼女のことを私と同じように「お花みたいだな」と思うのだろう。

 

ちょっと辛辣なことを書く。

可愛いか美人かブサイクかと聞かれたら「…個性的な顔立ちだよね…」とちょっと濁してしまうレベルに位置するだろうと思う。写真だけ見せられたらNOと言う男の人も半数くらいはいるのではないかと思う。しかしながら動いている彼女は本当にお花みたいで、可憐というのはこういうことを言うのではなかろうかと私は思っている。

 

 

顔立ちの話で思い出した。

少し話は逸れるが、よく男性の話で「合コンで女は自分よりブスしか連れてこない」などという話題の挙がることがある。実際に世の女連中が自分よりブサイクを連れてくるのかどうかよく知らないが、私は合コンに自分よりブサイクを連れて行ったことはない。私より酷いまたは私と同等が来たのは、合コンメンバーが「友達一人連れて行ってもいい?」と連れてきた場合のみだ。それなら何度か経験がある。毎度「しまった」と思うが後の祭りだ。合コンにブサイクは一人でいい。

私が私より酷いの連れて行ったら、全体のレベルが大変なことになって合コンの会場が廃墟のようになるというのは大前提として、何かまかり間違って廃墟のようにはならなかったとしても、その合コンに出ていた男性陣のうちのひとりが「また合コンをやろう」と思ったとき

「アイツに声をかけてもブスしか連れてこない」

と覚えられているともう二度とお声がかからない、というのが最大の理由だ。

そうしたら自分にマイナスじゃないか?もう誘われないんだよ?であれば、整った子を揃えて「それなりの子を準備できますよ!」としておいたほうが、その合コンが空振りに終わっても「アイツが連れてくる子は可愛い」と思わせられて次に繋がる可能性がある。

ではなぜ「自分よりブスしか連れてこない」と愚痴る男性は後を絶たないのか。考えられる理由は一つだけ(少なくとも私には)。

 

それが「やっつけ合コン」だからではなかろうか。

 

次に繋がらなくていい、むしろこれっきりにしたい、と思われている可能性がある。

実際、私も面倒な合コンのお誘いがあったときに

「すみません、今回30代しか揃えられなさそうです」

とメールしたことがある。それっきりメールは来なかった。このときからぷっつりと音信不通になった。なんてわかりやすいんだお前、とは思ったが、やんわり断るにはいい手段だ。

「ブスしか揃えられません」と口に出したり、実際容姿に難のある子を集めるのは流石に気が引けるが、そこまでせずとも相手にとってマイナスになるであろう条件を差し出せば自ずと相手が手を引いてくれる。ブス合コンはその悪条件を示せずにそのまま開催の運びとなってしまった不幸な合コンな気がする。

 

30代が恋愛市場で価値ナシだと言っているわけではないよ。30代男女でちゃんと恋愛したいと思っている人は多いし、そういう人を探している場では30代でも充分に需要がある。でもこのとき私に連絡してきた相手はそういう人間ではなかったので(だから私も断りたかった。そもそもお前のような人間に私の大事な知人たちを紹介できると思うなよ?)手を引いて貰うとにした。合コンやお見合いパーティのような「とりあえずスペック」→「会ったら容姿」という舞台で戦うとき、やはり年齢の条件はネックになる気がする。

そんなわけで、「そいつよりブス」しか連れてこない女が幹事の合コンばかりに出ている人はもしかするとそういう理由があるかもよと私は思っている。個人的な見解。

 

 

 

閑話休題

お花みたいな子の話をしていたのに唐突に毒を吐いてしまった。なんかゴメン。

 

そのお花みたいな彼女なのだが、先日その会社の人と会った際「辞めちゃった」と言われた。

そうか、辞めちゃったのか……。

彼女は凄くわかりやすく恋をしていたので、恋をしていた社員と一悶着あったのかしらと思ったらそういうことではないらしい。普通に仕事のことで、上の人間と相談して辞めていったとのこと。

 

私が彼女に会ってすぐの頃、その相手の社員に彼女がいないところで「正直アリっすか、ナシっすか」と聞いたら「ナシです…」と言われたので、彼女の気持ちは届かないのだなあとちょっと残念に思っていたのだった。二人ともほんわかした雰囲気の人たちだったからうまくいって欲しかったのだけれど仕方ない。

 

人の気持ちは外野がやいのやいの言ったところでどうなるものでもないしな。

この「お花のような子」が転職先で幸せになれるよう祈っておく。

ルンバさん

はてブのトップにこんなものが挙がっていた。

 

「家事」は、レベルを上げて物理で殴れ

 

増田なのだが、合理的な話のうえオタク文化やゲームに大して詳しくない私でも本当にわかりやすくて言い回しも面白くて、個人的には良記事だと思った。

これもしかしてトラバにリンクされちゃうんだろうか。だとしたら後でリンク外すかもしれない。(内容とリンクしない話しかしてないし)

 

 

それに関連して、というかあまり関連してないんだが、うちのルンバの話を書こうと思っていたタイミングでルンバが注目されるようなこのエントリが挙がっていたのでその話。

以前から仄かに疑問に思っていたのだが「はてブに『あがる』」の『あがる』は『(そういった内容のエントリが)挙がる』の『あがる』なのか、それとも『(ホッテントリの順位が)上がる』の『あがる』なのか、どちらの漢字を充てるのが正しいのだろう。私は基本的には前者のつもりで打っているので『挙がる』を使用しているが、もしかしてこれは前提の「あがる」の概念が端から間違っていて後者が正しい可能性もあるよなあと打つ度に思っている。みんな一体どういう区別をしているんだろう?

 

 

我が家にルンバさんがやってきたのは私とオットが入籍したときだ。オットの会社の同じプロジェクトのみなさんが結婚祝いでくれた。

私は片付けられないほうの人間なので、正直ルンバが来たところで我が家では使えないよなあと思っていて(物を床に置いたりするから)、プロジェクトリーダーがFacebookを通じて私に「ルンバはお持ちですか?」と質問をしてきたとき「ないです!」と返信したものの「いやそんな高い物貰うのには抵抗があるしそもそも我が家ではあまり使い出がないよ」と失礼なことを思い、その旨をオットに話した。するとオットが「HD(ハードディスク)が欲しい」と宣ったので、「オット(仮名)がHDが欲しいと言っていました!」とメッセージを送ると「すみません、もうルンバ送っちゃいました!」と返信が来、そのまま我が家にルンバが来る運びとなった。IT系の人はすぐAmazonで注文しちゃうんだもんな…。

一応このやりとりの後で「スミマセン、ルンバ超嬉しいです!余計なこと言ってごめんなさい!」とフォローのメッセージを送ったが、相手が考えて贈ってくれようとしているプレゼントではないものが欲しいとメッセージ送っちゃうとか物凄く失礼なことしてるよな私…。そのプロジェクトリーダーも会社辞めちゃったし、オットも転職しちゃったからもう拘泥してどうなるところではないけれど。

 

ルンバが我が家にやってきて喜んでいたのはオットのほうだった。HD欲しいとか言ってた癖に。私は「ああ…ルンバが来てしまった…。ウチじゃ使えないのに…」という勿体ない感と申し訳ない感がないまぜになって少なからず凹んでいたのに、オットは喜んだ。HD欲しいとか言ってた癖に。

嬉々としてルンバを開梱し、裏をひっくり返して見、説明書を読み、電源に繋ぎ、ピロポンいうのにわあわあ言い、起動させてわあわあ言っていた。HD欲しいとか言ってた癖に。余談だがこのとき欲しいと言っていたHDは未だ購入されていないので、実は特に欲しくなかったのだと思われる。じゃあ言うなよ。

 

ルンバのCMを見たりサイトを見たりしたことのある方はご存知かと思うが、「ラグなどの薄い障害物は上に乗り上げて掃除をします!」だったか「ラグ的なものは避けます」的なことが謳われている。しかし実際のルンバさんはラグをベローリとめくりあげそのまま引っ張って走って行き、更にまたその場へ戻ってきたときにそのラグの滑り止めマットをグチャアと隅に寄せたりするので油断ならない。そうでないときは滑り止めマットに引っかかってウンウン唸っていることもあったりして、私に「コイツ、片付いていても思った以上に使えない…!」という感想を抱かせた。ちなみにラグは滑り止めマット程度ではなく、両面テープなんかでしっかり貼り付けるのがいいらしい。知人はラグ類は片付けてルンバをかけると言っていた。テーブルとかソファ載ってるのにめんどくせえよ。

そうして使ったり使わなかったりしつつルンバと生活していたのだが(どのくらいの頻度で使用していたかは貰って3年経つ今でもバッテリー交換を一度もしていないという事実から察していただければ。ルンバは本来バッテリーの消耗が結構激しいらしい←あまり使っていないため実感がない)、今回引っ越しをするにあたり、オットが言った。

 

「荷物搬出後はルンバさんに任せようかなー」

 

ん?今なんと?ルンバさんと呼んだか?ルンバさんと呼んだよね?

なんでこの人ルンバのことをルンバさんと呼んでいるのだろう、と考えて思い出したことがひとつあった。

 

ルンバが我が家に来て早々の話である。

様々な状況下で試運転を繰り返していた我々は、とある光景を目にした。ソファの下で出口がしっかりあるのに、出られない隙間から出ようとしてウンウン唸るルンバである。前面は大きく開かれているのにそちらには見向きもせず、障害物(棚)があって出られないほうの隙間から延々出ようと試みている。引っかかっては方向転換し、掃除をしてはまたそこに戻る。かれこれ5分以上出てきていない。なぜそこに拘る?もういい加減きれいだろソファの下。

 

このとき私の中でルンバは50代で会社が倒産(またはリストラの憂き目に遭い)、清掃会社にアルバイトとして雇われたおじさんになった。

ルンバおじさんは暫く職探しの毎日だったがようやく清掃会社のアルバイトに採用された。パート歴の長いおばちゃんがルンバおじさんの教育係だ。基本的なことをおばちゃんに教わり「じゃあルンバさんはソファの下をお願いね」と他の持ち場に行ってしまった。ルンバおじさんはよし頑張ってソファの下をきれいにするぞ!と隅々まできれいにすべく丁寧な仕事を心掛けて頑張った。

暫くして他の持ち場を掃除して戻って来たおばちゃんが、未だソファの下でゴソゴソやっているルンバおじさんに呆れて声をかけた。

「ちょっとルンバさん、もうそこいいから!」

 

そういうストーリーが私の中で生まれ、私はその話を当時オットに聞かせた。おばちゃんは私である(なぜならソファの下でウンウン唸るルンバを「ちょっとあんたそこはもういいから」と引っ張り出したのは私だから)。

オットがルンバを「ルンバさん呼び」するのはおそらくこのことからだろうと思う。一方私はそのルンバさんの空回りストーリーを半ば忘れかけていたため、オットのルンバさん呼びに驚き、そしてこの空回りストーリーを思い出したのだった。

 

 

一般的に「仕事できない人」って割といるじゃない?私も派遣をやっていたとき色んな会社に行ったけれど、小さな会社でも、はたまたどんなに大きな会社でも「ダメ社員」みたいな人っているんだよね。そんでこのダメ社員って烙印を押されている人にも種類があって、単に要領悪いタイプとやる気なくてちゃんと仕事をしていないタイプがいる。要領のいい人は適度にサボりながらもそれなりに仕事をこなすから「あいつ仕事できねえ」みたいなことは言われないため、やる気がないタイプの場合でもやっぱり要領はよくないのかもとも思ったが、もしかするとやる気のなさに加えて取り繕う気もさっぱりないというパターンかもしれないのでそのへんはよくわからない。

あ、あと本人だけ「やれてる気でいる」という自覚のない一番厄介なタイプの人もいた。忘れてた。

いずれにしてもこういう人たちって自分が迷惑を被らなければ割とどうでもいいはずなのに苛つくことがあって、そういうのにいちいち苛ついていたら自分でもピリピリしてイヤだなーと思うのでできるだけ接触を避けるのが一番なのだけれど、その人による迷惑があるとそうもいかないから難しいよね。要領悪くてその自覚がある人はまだ改善の余地があるからマシで、やる気ないタイプとできていない自覚のない人が割と厄介だなーと思う。

ルンバさんは要領悪いけど自覚がある(というかおばちゃんに自覚させられた)タイプだと思う。でも改善はしないだろうから、これはこれでやっぱり厄介かもしれない。

 

 

結局、特に他にやることもないのにルンバさんに引っ越し荷物搬出後に掃除をさせるのは非効率だという話になり、普通の掃除機に活躍して貰った。ルンバさんに任せてる間、他にやることがあるならまだしも何もなかったしな。

 

新居ではルンバさんにそれなりに働いて貰う気でいて、先日ベッドとソファを新調したのだけれど(ベッドは明後日、ソファは来週来る)ちゃんとルンバさんが下を通れるデザインのものにした。それらを見に行ったときも「掃除ロボットが下を通れるように設計されています」というのを売りのひとつにしているものも結構あり、ルンバさんは各家庭でそれなりに活躍できているのだなあ、と教育係のパートのおばちゃんの気持ちになって感慨深かった。うだつの上がらないおじさんなんだけどなあ(個人のイメージです)。

我が家ではまだロクに使ってないけど。これから使うけど。月末までには段ボール全部なくすから。使える予定だから。

小説の集いのあれ

遅れすぎなくらい遅くなったが、短編小説のやつで「心に残る10作品」に選んでいただいた。


【第0回】短編小説の集い 心に残る作品10選 - Novel Cluster 's on the Star!

 

わーい。純粋に嬉しい。

ここでも書いたのだが、これまで授業で二度ほど小説というかお話を作ったことはあった。しかしそのできあがったものは身内というか顔見知りというか、家族のほかは国語教師やらクラスメイトにしか見せたことがなかったので、あまり知らない人たちの中に放り投げたらどう思われるのだろう?ということを長い間うすらぼんやり考えていて、それが今回叶い、かつ予想よりもいい評価をいただけたので本当に嬉しかった。

それから、いつも私のまとまらない締まらないこのブログを読んでくださっているみなさんにも「私、ちゃんと話を終わらすことができるんだぜ」という部分が見せられたかなと思えたのもよかった。

 

他の方からも感想をいただいた。


うれしいお知らせを頂きました。 - Almost Always

怪しさを目指したのでちゃんと怪しさが伝わっていたならよかったなあと思ったり。

 


創作するのって難しいけれど楽しいということを思い出せた - ファンタジー頭へようこそ!

うん、オチ見えるんだよね…。そこを見えなくする技を持つのがプロなのかなと思ったり。

 

他にも感想載せてくれた方がいたのだが、お知らせから消えているようなので削除されちゃったのかな。

 

他の作品への色んな方の感想も拝見したが、だよねー、だよねー、というのやら、この作品を選ばないんだなあとか(好みの問題だから私が口出すことではない)とか色々あって面白かった。

私の感想は、タイミングを著しく逸してしまったので割愛。本来の目的が、感想をフィードバックし合うことでみんなで文章力を上げようぜ!みたいな感じだったように思うので感想を載せないのはなんかずるいのかなと思ったりするが、次回からがんばるんで!ということで。いや、がんばれないかもしれないけども!極力!前向きに善処!空元気!

 

 

ここで書いたように、私がこれまで書いた2作は童話っぽいのとSFで、今回はホラーだったから余計に「純文学っぽいの書ける人は本当に凄いなー」と思った。(童話は割に広範囲ではあるが)SFとかホラーとか「そういう作品にしよう」という方向性が定まっていると私は書きやすいんだということがわかって、じゃあそれを純文学に置き換えたらいんじゃ、と思ったのだけれど、実際そういうのを書こうとしても書けなかった。単に子供の頃から所謂「エンタテインメント小説」みたいなのばかり読み過ぎたのかもしれないとも思ったので、もっと純文学っぽいのも沢山読もう、自分。イヤ読んでないわけじゃないのよ。ただ一般的にエンタテインメント小説と呼ばれるものを読んでいたことのほうが多かったので、もうちょっと割合を増やそうかなと。なんか言い訳っぽいななんだこれ。

そんな感じで、拙いホラー紛い小説を読んでくれたみなさん、ありがとうございました。

 

なんとか終えた

オッと思い立って短編小説を書いてしまったので遅くなったが、先週末に引っ越しをなんとか済ませた。

私の引っ越しは常にギリギリでひーひー言いながらの荷造りのため(引っ越しが決まるとなぜか仕事が忙しくなり、23時24時の帰宅になったりする)今回もやはりひーひー言いながら夜中3時過ぎまで荷造りをしていたりした(下の階の人ごめん)。ただ、今回はオットも一緒に引っ越しをするので任せられた部分も多々あったし、オットが普段はやりたがらない各種手続きもなぜか率先してやってくれたので、いつもの引っ越しよりはだいぶ楽に済んだように思う。いつもは前日ほぼ完徹で臨む(「もうダメだ…一時間…一時間だけ寝よう…」と明け方に1時間ほど段ボールの隙間で仮眠する程度)のに、5時間くらいは眠れただけでもよかった。前日は呑み会で帰宅は24時をまわっていたのだ。なぜそんなタイミングで呑み会だよ。

ちなみに前回の引っ越し時は、午後イチで予約していた引っ越し業者から「前のおうちが早めに終わったんで今から行っていいですか」と午前10時くらいに電話があったにも関わらず「すみません、荷造りがまだ済んでません…」と言って断るレベルにギリギリだった。業者さん来て搬出始まってからもまだ荷造りをしているような体たらくっぷり。

問題は思った以上に新居を占拠している段ボールだが、それも徐々に片付いていってはいるので(一般的な引っ越しと比較すると恐らくかなりのスローペースであろうとは思われるが)、今月中には段ボールを全て処分するくらいには頑張りたい。

 

短編小説について。

「初心者枠」でエントリーしようかなと思ったのだけれど、投稿歴は皆無なものの小・中の授業で小説を書いたことがあったので、一応完結する話を二度は書いているのだし「初心者」というのはなんか小狡い感じがしてやめた。

小学生のときは「小説」というより「お話をつくってみよう」みたいな題目。沢山のサルと沢山のブタの住んでいる島があって、最初は仲良く暮らしていたのにお互いの食料事情から領地をめぐり争いが起きるというストーリーだった。サルのリーダーが「やめろ!ワナだ!」って叫ぶところがかっこよかった(自画自賛)。最後は和解する。

中学生のときはどこか別の次元からやってきた転校生が主人公の生活を色々引っかき回す話で、最終的に主人公が暴走を始めた転校生を制圧し元の次元に帰すという、当時読んでいた眉村卓筒井康隆に多大な影響を受けまくっているSFだった。こうして書くと立派なものを書いているっぽいけれど、稚拙なもんだろうと思う。どちらも幾度もの引っ越しに伴い捨ててしまったのでもう読めない。

 

エントリーを公開するにあたり一応読み返して推敲したのだが(文字数がギリギリで参った)、ぜろすけさんに拾ってもらってからもう一度読み返したら色々と粗が目立ち「この文章ちょっとおかしい」とか「こういう言い回しにすればよかった」とか「ここはもっと詳しく描写したほうが効果的だった」という後悔が止めどなく押し寄せるので、もう暫く読まないでおこうと思う。修正するのもやっぱりなんだか小狡い感じがして。

中学生のとき以来なので久々にこういうものを書いたけれど、だいたいの話の流れが決まってしまうと早いもんだなと思った。色々書き足したくなってしまうから早いといっても私の場合は早くないのだけれども。

ちゃんとストーリーを思いつけて、割に思ったように書けて楽しかったので、また機会があったら参加するかもしれない。

書いてみた

〜〜〜〈追記〉〜〜〜

説明が足りなくて、いつもこのどうでもいいブログを見に来てくれているみなさんのうち、事情をまったく知らない方に不親切だったかなと思ったので追記。

「みなさん短編小説を書いてみませんか」という提案をid:zeromoon0さんというパンダの方がやっていて、それに乗っかって書いてみた次第。詳細は以下のリンク参照のこと。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

タイトルは特になし。

5000文字ギリギリになったんだが…ここまでギリギリで書いてる人たぶんいないよなあ、と思ったり。

読む方は時間のあるときにどうぞ。つまんなかったらごめんなさい。

 


【第0回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - Novel Cluster 's on the Star!

 

 

目の覚めるような赤。

女優帽に口紅と脛までの丈のフレアワンピース、そしてエナメルのピンヒール。

外の日差しのまぶしさと女の肌の白さ、女の身体の薄さも手伝ってか、その4つの赤だけがひらひらと舞っているようだと渡辺は思った。よく見ると手の先にも小さな同じ赤が並んでいる。真夏には重すぎるほどの鮮やかな赤だ。

 

 

昼下がりの住宅街に照りつける強い日差しに耐えきれず日陰に入っても、熱をもった空気が渡辺に涼むことを許さない。緩めていたネクタイを外して鞄に突っ込み、既に拭った汗を吸って湿っているタオルハンカチで止めどなく流れる汗を拭うが、拭えているのか拭えていないのか不快感はまとわりついたままだ。

「暑い

暑い、と口に出すと更に暑くなりそうで言わぬよう我慢していた。我慢していたがつい口をついて出たそのとき、狭い一方通行の路地の向こうに赤が見えたのだ。その一瞬、暑さを忘れてひらひら舞う赤に見とれた。

 

ふいに女がこちらを向いた。凝視しすぎたようだと渡辺が些か焦って不自然に視線を逸らすと、視界の端で女がこちらに向かってくるのがわかった。遠目には20代前半くらいかと思っていたが、近くで見ると20代後半くらいか。口紅の赤に負けない目鼻立ちのはっきりした美人だった。

「暑いですね。外回りのお仕事ですか?」

意外なほど気さくに話しかけてくる。顔の印象よりやや低い声はハスキーに響いた。

なんだこの女は。どういうつもりだ?

つい先刻まで女に不躾な視線を投げかけていたことも忘れ、渡辺は思った。新興宗教や自己啓発セミナーの勧誘でもしようというのだろうか。新手の詐欺か何かか。

「何らかの方法で金品を奪われる」といういくつかの考えが頭を巡ったが、渡辺より20歳は若いであろう女に話しかけられた嬉しさと好奇心のほうが勝った。

渡辺は香料を扱う小さなメーカーに勤めている。社内では、渡辺に仕事以外のことを話しかけてくる若い社員など皆無だ。同期の社員には社内の若い連中と仕事帰りに呑みに行くことの多い者もいるが、渡辺は下戸なので、そういう席はほぼ毎回遠慮している。接待で酒を呑むこともあるが、呑んでいる振りをしながら下手くそな営業トークで場を盛り上げる努力をするので精一杯というような有様で、営業成績もロクに上がらぬため50を過ぎた今現在も係長止まりだ。おそらくこの先も昇級は見込めないだろう。そんなうだつの上がらなさと渡辺の元来のイマイチな社交性が影響し、若い連中に慕われていないであろうことも渡辺は認識していた。

 

「営業で、社に戻るところなんですがこう暑いと駅までの道も遠いですね」 

喋り出しの声がかすれた。緊張しているわけではない。緊張していると思われただろうかと何か言い訳をしたくなる。

「ここからだと駅まで距離がありますからね。このあたりはお店もないし、こんな炎天下に帽子もないと熱中症で倒れてしまいますよ」

炎天下で暑さの話をしているのに、女は汗ひとつかかずに涼しい顔をしている。この女の身体は一体どうなっているのだろう。

渡辺がそんなことを考えていると、薄く微笑んだまま女が言った。

「私の家、すぐそこなんで涼んで行かれません?」 

 

美人局。

まず浮かんだのはそれだった。

「美人局なんかじゃありませんよ」

渡辺の心の中を読んだようにそう言って、女は相変わらず薄く微笑んでいる。

「いや、」

遠慮しますと言いかけた渡辺の左肩に白い手が置かれ、その手に吸いつくように女の顔が近づく。左の耳に女の吐息が当たった。

「こんなところで無粋なことは言わないで」

甘い花の香りがした。ローズだと渡辺は思った。やはり真夏には重い濃厚な香りだ。

耳から唇を離した女は渡辺の顔を見ると今度は艶然と微笑んでみせ、「さあ」とそのまま渡辺の左手を引いて歩き出す。茹で上がっている渡辺の手を掴む女の手は真っ赤な爪とは裏腹に、冷たく心地よかった。

 

 

シャワーを浴び、白いバスローブを羽織ってリビングのソファに座っている。キッチンには使い込まれ手入れされている鍋や調理器具が、決して広くはないリビングから見えるベランダにはハーブや野菜のプランターがいくつか並び、緑の葉が日差しを浴びて輝いていた。

渡辺は戸惑っている。

 

声をかけられた路地からほど近いクリーム色のマンションの一室。部屋に入る直前まで、渡辺は宗教か詐欺かやはり美人局かと疑っていたが、思いのほか生活感のあるその部屋と、女が「マキです」と自ら名乗ったこと、渡辺の手を引いて歩く様がまるで子供が父親を引っ張っていくときのような無邪気さに思え、渡辺の娘がまだ園児だった頃のことを思い出したりもし、これは本当に詐欺でもなんでもないのではないかと思い始めていた。渡辺の戸惑いは、マキが見せたその無邪気さと、渡辺の手を取る直前にマキが放った言葉とのギャップにある。

 

そういうつもり、なのだろうか。

親と子ほどの年齢差がある。しかし、お互いに成人した大人だ。女が自宅に男を招き入れる意味を考えると、やはり「そういうつもり」だと考えるのが一般的なような気がする。

もしかして、と渡辺は思った。

世間には、セックス依存症という精神の症状があるそうだ。アメリカの有名なプロゴルファーもそうだとどこかで聞いた。マキももしやそうなのではなかろうか。

 

今度は渡辺自身のことに思いを巡らせる。

妻とはもう何年もしていない。したい気持ちはやまやまだが、娘が生まれてしばらく経つと拒否されるようになった。その後何度か誘ったが応じてはくれず、結局もう十何年もセックスレスというやつだ。こちらももう妻を抱く気にはならなかった。けれど、今ここでマキとできるのなら、一度といわず何度でもできる気がした。

 

「ビールでいいですか?」

マキに声をかけられ渡辺は我に返った。股間がむずがゆい。

「下戸なんです

「じゃあお茶ね」

マキが氷の入ったグラスとお茶の入ったピッチャーをトレイに載せソファの前のテーブルに置いて、トポトポとグラスに黄緑がかった薄茶色の液体を注ぐ。

どうぞ、と言われ、いただきます、と口をつけると、まずミントの香り、そして甘酸っぱい果物のような香りが口の中に広がり、最後に少しの苦みと甘みが押し寄せる。渡辺は麦茶とばかり思い込んでいたので少し面食らった。

 

香料メーカーに勤める渡辺ではあるが、調香師ではないのでそこまで正確に香りを嗅ぎ分けられるわけではない。ただ、香りを仕事にしているくらいだから一般人よりは香りに敏感だと自負している。しかし果物のような香りが一体なんの香りなのかわからなかった。嗅いだことのある、懐かしい香り。子供の頃から嗅いでいる香りだが思い出せない。

 

「冷たいからそこまで香りは強くないと思うんだけれど、味、大丈夫?」

「大丈夫です、美味しいです」

正直なところ、渡辺はこのハーブティというやつがあまり好きではない。香りばかり強くて味があまりないのが苦手だ。例に漏れずマキが淹れたハーブティも好みではなかったが、マキに気分を害させず行為まで持ち込みたいという邪な気持ちで言った。甘酸っぱい香りがなんなのか問おうとすると、マキが立ち上がった。

「お茶を飲みながら少し待っててね」

そう言ってリビングを出て行く。バスルームへ向かうドアだ。

はい、と返事をしてから、マキから敬語がすっかり抜けており、渡辺だけが敬語を使っていることに気付く。これだから営業職は、と苦笑しながらこのあとのことに思いを馳せていると、無意識にグラスのハーブティを飲み干しており、思わずまた苦笑する。期待で味がわからなくなっているようだ。ピッチャーからグラスにハーブティを注ぎ、妄想しながら飲み、また注ぐを繰り返していたらピッチャーが空になってしまった。マキはまだ戻らないのだろうか。

カチャリとリビングのドアを開く音がし、振り返ると髪が濡れたままのマキがリビングは入ってきた。全裸だ。身体は想像より女性らしいラインを描いており、思わず「いいね」と口から出そうになる。

「全部飲んでくれたのね、よかった」

また薄く微笑んで、ピッチャーを持ったマキが言う。

「ビールじゃダメだなんて言うから不安だったの」

ピッチャーを置いて裸のまま渡辺の膝に座り、渡辺のバスローブのベルトをほどく。

 

不安だったの?

フアンだったの?

フアンダッタノ?

 

意味はわからないまま、マキの肌に触れようと手を伸ばそうとしたとき、マキが渡辺に対面で脚を開き、覆い被さるようにしてその手を取って胸に触れさせる。

「最後だからサービス」

 

最後だから?

サイゴだから?

サイゴダカラ?

 

また意味がわからない。マキは先ほどのように渡辺の耳元に唇を近づけて言った。

「どう?わかる?」

わかる?いや、わからない。全くわからない。

手の感覚がなくなっている。触れているはずなのに、触れている感覚がまるでない。

思わずマキの手をふりほどこうとしてから、それもできないことに気付いた。驚いて声を出そうとするが大声を出すことすらままならず、「うう」といううめき声だけが口から漏れる。

マキが嬉しそうに目を見開いて満面の笑みを浮かべる。

「よかった!ちゃんと効いてる!もうわからないんでしょう?」

首を動かすことはできないが、マキが跳ねるように立ち上がってバスルームに続くドアの隣にあるドアの前に立ったのがわかった。

「ねえ、見て見て!あ、そこからじゃ見えないよね」

マキがソファに戻って渡辺の頭を両手で掴み横を向かせる。ドアが視界の正面に見えた。

なんだこの女は。どういうつもりだ?

渡辺は炎天下で頭に浮かんでいた疑問を再び頭に浮かべた。やはり手をふりほどいて帰社すべきだった。こんな女に関わるべきではなかった。なんとかしなければと気は焦るが指一本動かない。辛うじて動くのはまぶただけだ。どうしたらいいのだ。渡辺はうう、とまたうめき声を上げた。

「じゃーん」

マキの手でドアが開け放たれる。狭い部屋があった。おそらくウォークインクローゼットなのだろう。中には全裸の男が4人、真っ白な顔で脇の下から胸をベルトのようなもので巻かれ、天井から吊されていた。左から一人目は20代くらいの髪がやや長めの男、二人目は30代くらいの短髪の男、三人目は40代くらい、四人目は60代くらい。

「シュー

渡辺の声はもう、うめき声ともつかない、気道から空気の抜ける音にしかならなかった。

なんだこれは。なんなんだ…!

 

「くるぶしのところに穴を開けて血抜きをするのね。首のところで吊したほうが楽なんだけど、首で吊すと首が伸びちゃうの。知ってる?えーと、名前聞くの忘れちゃったね」

マキは身振り手振りで説明すると、今度はソファの脇に置いてあった渡辺の鞄から財布を取り出し、中の免許証を見る。

………渡辺さん。覚えた。渡辺さんね」

渡辺のほうを見てにっこりと微笑んだマキが言う。

「左から、佐伯くん24歳、田村さん32歳、畑中さん46歳、笹本さん66歳。どう?素敵でしょ」

渡辺さんは、ともう一度免許証を確認する。

「渡辺さんは52歳ね。これで20代から60代まで揃うの」

つまり俺はこの女のコレクションに加えられるということか、と渡辺は思った。身体は尚も動かない。俺が何をしたっていうんだ。真面目に生きてきたのにどうしてこんな目に遭うんだ。嫌だ、死にたくない!そう思うと、渡辺の目から涙が溢れた。

「大丈夫、ちゃんと綺麗に残してあげる。苦しくもないの。4人とも苦しんだりしなかった。眠るように意識を失うだけ」

言いながらマキが渡辺の目にタオルのようなものを当て涙を拭う。だんだんと目にも力が入らなくなってきているようだ。渡辺のまぶたが重くなってきている。もう泣くこともできない。

「ハーブティでも大丈夫だとわかったから、これからは子供も大丈夫そうね。渡辺さん、どうもありがとう」 

 

マキの言うとおり、まぶたと頭はどんどん重くなっていくが苦しくはない。意識がぼんやりとしていくだけだ。まぶたの裏に炎天下で見たマキが赤く浮かぶ。

マキが嬉しさを堪えきれぬようにクスクスと笑い出した。

「子供より7080代のおじいちゃんを先にしてもいいかな」

 

渡辺は気になっていたハーブティの香りを追いかけていた。

そうだ、これはりんごだ。

おぼろげになっていく意識の奥底で、渡辺は香りの正体を捕まえた。

よかったこと探し

以前割と不幸だったとき、ネットで「『いいこと探し』はもうやめよう」というライフハック系の記事を読んで

「『いいこと探し』なんてものがあったんだ!」

とその記事に反して夜寝る前なんかに「その日起きたよかったこと」をいくつでもどんなに小さくても最低3つ以上(自分の中のノルマ)をメモ帳に書き記していたことがある。

読み返したときに「ああこんなにいいことがあったじゃないか、自分はこんなに幸せじゃないか」と再確認するための「よかったこと探し」のつもりだった。

 

そのきっかけになったライフハック系の記事の内容は覚えていないが、タイトルはそう間違っていない気がするのでググれば出るかもと今ググってみたが出てこなかった。気になった人がいたらごめん。

 

 

何ヶ月か経って、その「よかったことメモ」読み返してみたら

・信号が青でスムーズに道を通れた

とか

・にんじんが安かった

とか、仕舞いには

・天気がよかった

とまで書かれており、私の生活に起こるよかったことがあまりにも些細すぎて逆に「こんなに何も起こらない生活」を実感させられ不幸せな気持ちになったのでやめた。不幸せな気持ちというより「こんなことを書かなきゃならないほどよかったことがなにもない」という状況が可哀想になったのだったかもしれない。いや天気がいいのはよかったことだろうけどもさ。でもそっかー、天気かー、とその頃の自分を残念に思う。

 

自分の置かれている状況の可哀想さを確認するのは、アクティブな不幸の真っ只中にいてその不幸っぷりを存分に味わいたいときには有効だろうが、一旦落ちきってしまってあとは浮上するだけ!これだけ不幸せを味わったあとだからこれからいいことが沢山起こるはずだぜ!と無理矢理にでもテンションを上げて頑張っているパッシブな不幸の最中にはおそろしく不向きだということを心の底から思い知った(冒頭で「割と不幸」と書いたのはそのため。アクティブな不幸の只中ではなくそこはかとないパッシブ不幸の最中だった)。

 

今でもその「よかったことメモ」が私のカラーボックスに無造作に突っ込んでありたまに取り出して見るのだけれど、やっぱり「この頃の私、可哀想だな…」と思ってしまう。誰が見てもあからさまに不幸で同情して貰えるような状態ではない、という点も更に可哀想さを加速させている。もう他人を見ている気持ちで眺められるのでそれが私の心に何らかのダメージを与えることはないのだけれど、でも前述のライフハック系の記事のいうとおり「『いいこと探し』、しなくてもよかったね…」という思いはあって、「いいこと探し」でも「よかったこと探し」でも呼び名はどちらでもいいけれど、やるなら時期を見てやったほうがいいんじゃないかなとは思っている。