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アンサーソン

おひとついかが

インカのめざめ

昨日のことだ。

札幌在住の知人から「今度じゃがいも送るから」とメールが来て「え?じゃがいも?なんで突然?」と思っていたら、『インカのめざめ』と『インカのひとみ』というじゃがいもがクール便で届いた。なぜクール便?と思っていたら、インカシリーズは冷やすことで甘みが増す種類だそうで、冷蔵保存が基本らしい。

 

インカのめざめはTV番組かなにかでちょくちょく見かけるのでご存じの方もいるかもしれないが、糖度の非常に高いじゃがいもだ。皮の色はじゃがいもなのだが(形はメークインに近い気がする。インカも型崩れしづらいそうなので、品種が近いのかもしれない)実の色は黄色で、まるでさつまいものようである。栗っぽいと表現されているのも見たことがあるので、栗と感じる人もいるかもしれない。

甘い品種のじゃがいもということは知っているが他の情報を持っていなかったのでレシピを調べると、煮物にも向くしレンチンでも美味しいしジャーマンポテトなんかでも美味しいよーということが判明し、まあ明日(今日)以降にでもなんか作ろうと思いつつ昨日は眠った。

 

そして今日。物凄い雪である。

オットが会社からの自宅勤務命令を受け、昼前に「帰るよ」というメールを私に寄越した。私は通常通りの勤務だ(なぜなら私の勤める会社はそういった天災時の危機管理能力が著しくないため、あちこちの会社で帰宅命令の出ていた震災時も台風時も、いつなんどきでも通常勤務なのである。どういうことなんだ)。

インカシリーズが自宅にあることを思い出し「ジャーマンポテトを作ってくれていてもいいんだぜ?」と返信したものの、オットは余程気が向かないと料理をしないため(やってくれることがあるというだけでもありがたいという考え方もあるけどね…)期待もせぬまま定時過ぎに帰路へついた。

 

退社時、既に雪が積もってきていたうえに雪の降りも激しくなってきていたので、買い物もせずまっすぐ家に帰った。

帰ったら、オットがインカのめざめを素揚げにしていた。揚げ物とバターの甘い香りがして、あまり揚げ物をしない私は「揚げ物ってこんなに甘い匂いがするんだったっけかー」とちょっと感動を覚えた。

 

オットの作ってくれたインカのめざめの素揚げはとても甘くて、それだけで充分に美味しかったのでバターは(少なくとも私には)不要だった。思えば、揚げ物の甘い匂いと思った匂いは、インカのめざめそのものの甘みの匂いだったのかもしれない。

実の見た目はさつまいもだが、さつまいもというには少しだけ甘みが足りない。栗と言われると栗に近いかもしれないけれど、栗よりは確実にじゃがいもの味がする。やっぱり「凄く凄く甘いじゃがいも」だった。

 

余談だが、こういうことを書くと冒頭で出てきた友人とはまるで頻繁にそういった贈り物をしあっているかのようだが全くそんなことはなくて、私が気まぐれで彼女の誕生日に私が彼女に合っていると勝手に感じ、勝手に読ませたいと思った小説を送りつけたことがあり、そのお返しを貰ったというやりとりが一度あったくらいのもので、だからこそなんで今回じゃがいもが送られてきたのかよくわからない。インカのめざめは一度食べてみたいと思っていたので本当にありがたいのだけれど謎なものは謎なんだ。どうしたんだ一体。

私はプレゼントを贈るのがとても好きなので、前述のように勝手に何かを購入して勝手に送りつけたりするのだけれど(自己満足なのでお返しがなくても特になんとも思わないし、プレゼントを送りつけた相手にその旨は必ず伝えている。単に何かを見つけたときに「あの人が好きそう」と思ったら贈りたくなってしまうだけの話だ。勿論、プレゼントを贈るのが不自然ではない程度には親しい知人相手に限る)、彼女はたぶんそういうタイプの人ではないので、私が一度送りつけてしまったことで彼女に何らかのプレッシャーを与えているのだとしたら申し訳ないと思う。

 

でもインカシリーズを貰えたことは本当にとても嬉しいので、明日はインカのひとみをレンジでふかしてみようと思う。どのくらい違うのかわからないけれど、非常に楽しみだ。

 

口の中 はふはふしながら黄色の実 まるくて熱くて 外は白雪

 

そういえば今日はバレンタインだったので、昼休みに伊勢丹へ赴いて(以前ラーメンズ片桐が「女は全員伊勢丹が好き」と言っていたけれど、あながち間違いではない気がする)チョコレートを3箱(+自分の分1箱)を調達、無事オットに贈った。喜んで貰えたようで何より。