アンサーソン

おひとついかが

テラチンのサイン会に行ってきた

テラチン(寺地はるな先生)のサイン会があったので行ってきた。とても好きな作家さん。

テラチンはサックスブルーのワンピにネイビーのアイシャドウを合わせていて、お洒落さん…!と思った。洋服の色とシャドウの色は合わせるべきと高校生の頃にモデルさんが言っていて、私もそうしようと心がけているけれど実際それやってる人割と少ないんだよね…。でも合わせると素敵なのでみなさんにもおススメしておく。洋服じゃなくても靴の色とか、洋服はワントーンコーデにしてバッグ・アクセなんかの小物全部の色を差し色にして、それとアイシャドウの色を統一してもいい感じだよ!

って昨日は思い込んでいたけど、私は昨日ノー眼鏡で「あんまりよく見えないな」と思いながら行動していたので、アイシャドウが気のせいだったかもしれないと思い始めた。ネイビーのシャドウに見えたけど別の色かもしれないし下手すると「塗ってませんけど!?」みたいなことになるかもしれない。時間が経てば経つほど自信がなくなってきていて、思えばいつもそうなので、この先犯罪に巻き込まれて事情聴取されても目撃した容疑者の性別すら怪しくなる自信がある!

 

うん話が逸れた。

実は私、作家さんのサイン会というのに参加するのが初めてだったため、会場に着いたらとりあえず写真撮っとこうとかワクワク感を文章にして残しておこうとか色々考えていたのだが、緊張で全てすっかり忘れて現在に至る感じてござる(しかも開始時間到着はおろか家を出たのがサイン会の開始時間を過ぎてからでござった)。作品の感想もテラチンにお伝えしようと思っていたしあの作品やこの作品についても話そうと思っていたのに全然話せない体たらくだったでござる。

テラチンも少し緊張気味だったのか(ていうか並んでいる一人一人相手をしていたのにずっと緊張するものなのだろうか。いや私はそういう経験がないからわからないが一人一人それぞれ別個の人だから人が代わるたびに新たに緊張するものなのかもしれないけど)なんだかワタワタしていて、私もワタワタしていたのでお互いにワタワタするというちょっとおかしな感じになっていたのだが、少しだけ作品の感想を言ったらすごく真っ直ぐに目を見て話を聞いてくれたので、すんごい真っ直ぐに目を見る人だなと思いまた新たに緊張してしまったりした。よく考えたらそりゃ作家さんなんだから自分の作品の評価が気になるだろうし、その評価をされる場面に直面したら「あなたはどう思ったんですか!」と思って真っ直ぐに目を見て話を聞いてしまうよねとも思った。

 

サイン会で話せなかった話。

とある作品の中でちょっと切ない結末を迎える人がいて、その人について寺地さんがTwitterで以前「その人のエピソードの続編を書いて欲しいという要望がたまにあるんだけど、ハッピーエンドにならないので書きません」という主旨のことを呟いていて(主旨なので表現は違った)、あーそうだよねーと思ったのね。確かにその登場人物のエピソードは切ない終わり方をしていて「この人には幸せになって欲しい〜」という気持ちにはなったけど、人魚姫の話あるじゃん?あれ、最後悲しいじゃん?なんでこんな話なんだよー!と子供心には思ったけど、中高生くらいになると「あれは叶わなかったからこその名作なんだよな」って気持ちになるじゃん?

私は結構年を食っているので、ディズニー作品の「リトル・マーメイド」が作られたとき既に小学校高学年か中学生だったのだけれど、リトル・マーメイドってハッピーエンドじゃん?実は観たことないんだけど「人魚姫をモチーフにしてるけどハッピーエンドです」みたいな話だったよね確か。その話を初めて聞いたとき、いやいや、あれはアンハッピーエンドだからいいんじゃん?ハッピーエンドだったらただの幸せな物語じゃん?と思ったんだよね。

私の姉は「あれは子供が初めて『頑張っても想いが強くても叶わないものがある』ってことを知る物語だ」と言っていて、私はそこまでは思わないんだけど(笑)、それでもあれはやっぱりアンハッピーエンドだからいいのだとは思っていて、かつアンハッピーエンドだからこそ与えられるリアリティみたいなものもあるよねとも思うのね。人魚姫にリアリティがあるかどうかという話ではなく、この小説上では「現実ってこうだよなあ…」と感情移入してしまったよねっていう。叶わなかったからこそ人の心を惹きつけるっていうことでもあるのかな。

だからこそ寺地さんに「続編(スピンオフ?)書いてください」と言った人がいるんだろうし、その人の気持ちもわからないではないけど、でも「ハッピーエンドにはならない」と言った寺地さんの気持ちもわかるなあと思ったり。

 

で、人魚姫の話を書いていたらもう一個書こうと思っていたことをマルッと失念したのでまた思い出したら。思い出さないかもしれないのでそのときはごめん。

 

サイン会、前日と前々日に続けて色々な事情や事故で行けなくなるという縁起でもない夢を見ていたので、行けて本当によかった。写真は寺地さんがサイン会でくれた掌編(短編?)。ボコボコなのはサイン会の後に色々予定があって歩き回っているうちに私のバッグの中で私の荷物に押されたから。せっかくもらったから大事にしたかったのに悲しい。サブバッグ持っていけばよかった。とりあえず読み終えたら重い本の間にでも挟んで押し花方式でシワを伸ばします。

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今!読み終えたんだけど!あのおまけ!

ああ〜なんて粋なんだ。素敵だ〜。くっそう、素敵だ〜!

 

それからテラチンがTwitterにもらったプレゼント(大量)の写真を載せていたのだけれども、私が差し上げたプレゼントもこっそり映っていたのでフヒヒと思っていますフヒヒ。

 

(マルッと失念した内容は未だに全く思い出せていません)