アンサーソン

おひとついかが

結婚式が好き

結婚式が大好きな女の子と結婚できるか? - 文人商売

読んだ。

 

唐突だが、私は結婚式や披露宴が好きだ。

披露宴はキラキラした甘いお菓子のようなイメージがある(個人の感想です)。

 

しかしながら自分のものは式も披露宴もやっていない。理由は面倒臭いからだ。面倒でお金がかかる割に「だからなに」感が強いからというのも理由のひとつだ。式・披露宴(以下「披露宴」は略、ひっくるめて「式」)だけでなく、結婚という行事にまつわる一般的に行われている色々の中で行っているもののほうが少ない。プロポーズもされていないし婚約指輪は貰っていないし結納もしていないし(結納はしないことも多いみたいだけれど)、結婚指輪も入籍して1年半ほど買わずにいた。同棲からの結婚だったので新居への引っ越しはなかったこともあり、私の中では日常の生活と地続きで、スケジュールに「呑み会」という予定が入っているのと同じ程度の小山…いや、ちょっとした岩があったくらいの印象で結婚という行事をこなしたため、「一生に一度の大イベント!」というキラキラした甘いお菓子(個人の感想です)ではなかった。尤もこれは私がもともと結婚を望んでいなかったせいもあると思われるけれども。

 

 

ところが私は結婚式や披露宴が好きなのだ。

たまに「ご祝儀ドロ!衣装代も美容院代もかかる!」という苦情があるのは理解している。知人は「結婚式なんてのは体のいいカツアゲ」と宣っていたし、確かに短期間に式だの披露宴だの二次会(パーティ)だのが立て続けにあると生活を圧迫する。私も数年前、4ヶ月間に3つ予定が入ったため経済的に逼迫しすぎて「ひょぉぉぉぅうう」と毎晩むせび泣いていたことがあり、経済的ストレスで胃はやられ、ご飯を食べると胃痙攣を起こすため病院で処方された胃痙攣止めを飲んでいても結婚式に向かうにつれてどんどんやつれていった(主にウィダーが私を支えてくれた。一つ目の結婚式前に胃痙攣はなんとか治まったので、披露宴で粗相をするような事態にはならずに済んだ)が、それでも結婚式が好きなのだ。

 

会場がきらびやかで、列席している老若男女がキレイに着飾っていて、自分も着飾ることができて、主役の知り合いや友達が「この先この人と一緒にいるって決めたよ!」とみんなに教えてくれる場で、ふわふわと浮かれた非日常感が漂って、キラキラした甘いお菓子のようだ。

 

↑ほら、ここ読んだら楽しそうじゃない?

 

「大して親しくない人の結婚式だからみんなイヤだと言うのかも」とも思ったけれど、私は大して親しくない人の結婚式でもやっぱり結構楽しみにしてしまうので、主役が誰かという問題ではないのかもしれない。むしろなんでみんなそんなにイヤなのだ?やっぱりお金かな。一回の食事で3万も5万も払ってたらもっといいもん食えんだろうが!っていうような。確かにもっといいもんが食える。

 

 

私の知人に結婚後半年足らずで離婚した者がいる。「友人」ではなく「知人」だ。彼女の式には招待されていたものの、色々あって「知り合いみんなで欠席」という、まあーなんというかそのー『色々』についてはもうねーあのー「察してください」と言うしかない事情のあった曰く付きの式だったのだけれど、半年も経たないうちに離婚したときみんな「やっぱりね」と思ったし「出なくてよかったね…」というのが欠席した知人同士の物凄く正直な共通した感想だった。

そういったイレギュラーな事情でもない限りやっぱり私は結婚式を楽しみにしてしまう。

ちなみに上記の半年離婚の彼女の式も「結婚するよ!来てね!」と聞かされた当初はみんなそれぞれ楽しみにしていたのだけれどね…。「おかしくないか?」と最初に気付いたのは私で、確かめようとして「さすがにそれはないでしょ笑」と止められたのを振り切って確認したら案の定、結果こぞって欠席という流れになったので、みんなで欠席のきっかけは私といえば私だった。そんなことあったらそりゃー疎遠になるよねというわけで現在は疎遠も疎遠。人生には色んなことがあるよね。

 

 

自分が主催するのは面倒だし主役になりたいとも思っていないからイヤなのだけれど、他人の結婚式に出るのは大好きだ。お金はなくなるけど楽しみなんだ。

あのドレスを着よう!とか、バッグはこれを靴はこれをショールはこれを合わせよう!と考えるのが楽しい。結婚式に向けて美容院を予約するのも心が躍る。そうか、私あれか

ただの洋服バカかこれ。

 

 

このブログにしては珍しく結論が出た。よかった。…よかった?か?

でも洋服バカの人は結婚式を割と楽しみにしているかもしれないよ!

 

 

読み返してみたらリンクのしっきーさんのブログ内容に全く言及していなかったので付け足しておくと、「身内だけの式」とか「二人だけで挙式」とか「フォトウェディングのみ」とか今は色々選択肢があるから、アメブロ女子とはてな女子の指向性の違いについては私にはよくわからんのだけれど、経済力と気力と彼女(ができたらその子)の好みとを勘案して話し合えばいいことじゃないかなと思う。

あとは「『挙式なしなんて許されるわけがない』という風潮の職場や職種」というものも世の中には確実に存在するので(上のほうの公務員とか古い体質の会社とかやたらアットホームを売りにして家族ぐるみのお付き合いをしている職場とか)、実際に挙式するかどうかの問題に直面したらそのへんの兼ね合いもあるから、今から考えても意味ないよとも思っている。学生結婚するならまた別だろうけれど。

いずれにせよやってみたら楽しかったということもあるし、さっきからしつこいけど私は他人の式が楽しみな洋服バカなので、私以外の他人はみんな挙式してくれたらいいなあと思っている。

 

 

 

余談だが、再来月に知人の結婚式へ夫婦で出席するにあたり先日招待状が来たのだけれど、会場が今まで経験したことがないほどデカイので既に戦々恐々としている。披露宴が400名(以上)規模、二次会が150名(以上)規模。顔が広い人だしそりゃあそれなりに大きな会場なのだろうなとは思っていたけれどそこまでとは…。

更に、着ようと思っていたBetsey Johnsonのパーティドレスが現時点で入らないのも個人的には心の修羅場。着たいよ、他のじゃイヤだよ!→じゃあ痩せなさいよ→痩せるの辛いよ!っていう。あのドレスは着られるのか果たして。がんばれ洋服バカ。