アンサーソン

おひとついかが

愛してるとか好きだとか

これ読んだんだけど

 

23歳女子会で理想の結婚相手について話したら

 

自分が23歳のとき結婚願望がまったくなかったからというのはあるんだけど、相手の年収を重視してたかというとまったくそんなことなくて、純粋にその人が好きか嫌いかしかなかったんで、なんかまた「みんなすげえな!みんな先々(結婚)のことすげえ考えてるんだな!マジすげえな!」という感想がじりじりとやってきて(他にも地方銀行員って新卒だと年収250万しか稼げないの?マジで?銀行員でしょ?というのとか、それhideじゃなくhydeじゃないのとかも気になったけど)、如何に今まで自分が何も考えずに生きてきたのかを実感させられた。

 

ていうか私結婚するまでもずっと相手の年収とかあんまり気にしなかったなそういえば。結婚が先に見えてないからなのかなやっぱり。

 

ちなみに私のオットは付き合い始めたときややブラックの零細にいたため私と同程度の年収で(むしろちょっと下くらいと聞いていた)、転職と吸収とまた更なる転職で知らない間に年収が徐々に上がっていったらしい(が具体的にはよく知らない)といったところで、一方私は右肩下がりまくりの業界にいるため賞与額が面白いように下がっていて(面白くないけど)、それに伴って面白いように年収も下がっていて(面白くないけど)、つまんない仕事しかしてないのに年収下がるとかバカバカしいだろ!会社もクソだし!と転職を決意したものの、滞りまくってやる気なくして口あけてぼんやりしている(=何もしていない)というのが現状で、自分の収入上げたいとか自分が楽しい仕事したいとかのほうが問題として身近で、オットが稼いでるかどうかって結構本気でどうでもいいんだ。私に経済的に迷惑がかからない程度に稼いでくれていれば問題ない。万一オットが失業したら私も頑張るけど、そのときお前はもっとすげえ頑張れよと思っている。

 

付き合う相手にまで収入の如何を求めるのかあ…。そんな付き合い方は窮屈じゃないのかね…。いや確かに「働いてなくてヒモになりたいです」みたいな人だと自分の生活に直にダメージを与えてくるから困るけどさ。

 

上のリンクの23歳たちは、やっぱり専業主婦になりたいのかなあ。

飽くまでも私の話だけど、家事ってめんどくさくないか?私は「一日家にいて家事やってね」って言われたら凄くイヤなんだよな。仕事は面倒だし仕事も会社もクソだけど家事やってろって言われるより余程マシだなと思っていて、消去法で働いている部分が大きいから威張れたもんじゃないんだが、家事はお給料出ないけど会社で働いたらお給料出るよ!と思っちゃうんだよね(ハウスキーパーのお仕事してる人は別)。

 

 

そこで前に読んだこれ。

 

なんで夫の世話は妻がやって当然と思われなければならないのか問題 - カリントボンボン

 

オットも家事すべき、っていうのはもちろんなんだけど、専業主婦ってオットの生活能力を著しく低下させる原因になってないるのではないかなと個人的には思っているのね。絶対数としてはそこまで多くないと思うけれど、奥さんに「靴下〜」って言っちゃうような、本当に三歳児みたいな人もいるわけじゃない。でもその中で結婚する直前まで母親に向かって「靴下〜」な状態だった人ってたぶんほんの一握りで、ほとんどの人はちゃんと自分で靴下をタンスなり干してあるのから取るなりして履いてたわけでしょ。それが結婚してできなくなるのって気持ち悪 他にそれをやってくれる人、甘えさせてくれる人がいるからで、その瞬間は楽だし幸せかもしれないけど長い目でみたら不幸だと思うのね。

だってその人、その「甘えさせてくれる人」がいなくなったら何もできなくなるじゃない。病気でも怪我でも離婚でも鬼籍に入るんでも理由はなんでもいいよ、何日間も(かその先ずっと)その「甘えさせてくれる人」がいなくなったとき、自分の家なのにどこに何があるかよくわからないって不幸だよね。不幸以外の何者でもないよ。

靴下は極端な例だけど、洗濯でもいいよ。洗濯の仕方がちゃんとわからなくて色移りさせちゃうんでもいいよ。麻とかアセテートのシャツ縮めるんでもいいよ。できないのは不幸だと思うんだよね。

男の人に限らずだけれど、人間って頼る相手ができると頼っちゃうんだよ。自分のことができなくなるんだ。更に、できなくなることに何も感じなくなるんだよね。私の昔の知り合いにもそういう人がいた。彼女は考え方も行動も凄くしっかりした人だったんだけれど、とある小さなベンチャー企業に転職してから別人かと思うほどしっかりできなくなったんだ。そのベンチャーでは彼女が最年少で、しかも他のメンツは全員30代の役員で、要するに可愛がられたんだよね、小さい子に接するみたく。彼女が転職してちょっとしてから会ったとき驚いたんだ、私にまで甘えてくるから。そのうえ「1が来たら2になるから3が必要になる」みたいな日常的なこと(すみません具体例がなにも浮かばない…「ABC3人でお茶しに来てABが飲み物の注文をしてくれているからCは3人で座れる席を確保しておく」的な感じか?みんなやるよねそれくらいは普通に)がまったくできなくなっていて、「あのしっかりした彼女は一体どこへ…」と思ったんだよね。その後、そのベンチャーは結局会社を軌道に乗せられなくて解散したのだけれど、その後も彼女が元の「しっかりした彼女」を取り戻すことはなかった。そのベンチャーにいた頃よりは多少持ち直したけれど、どことなく頼りない感じはその後もずっと変わらなかった。頼れる存在は人をダメにするんだと思う、ある意味。

 

専業主婦側も同じことで、自分の稼ぎがゼロで夫が突然働けなくなったらどうするんだろうなーと思うんだ。これも病気でも怪我でも離婚でも鬼籍でも、景気のいいときならいざ知らず、若い人でも正社員での就活に苦労している昨今、社会人のブランクある人を好んで雇う会社ってそうそうないよ。何か就職に使える有資格者ならまだしも。専業主婦志望の人ってそういうの不安になったりしないのかな。

そのための保険とかそのための慰謝料って思うかもしれないけど、余程高額な保険にでも入っていない限り受取額なんてたかが知れている。長期入院や手術になったら保険じゃまかなえない額を請求される可能性も高い。入院中も生活は続く。

慰謝料も余程の理由がない限り、この先何もしなくても生きていけるだけ貰える可能性なんてほぼない。財産分与だってそう。せいぜい数百万でしょ。数百万じゃひとり暮らしでも数年で使い切ってしまう。十年も二十年もは生活していけないよ。

 

 

だからね、女の人は配偶者の収入なんか気にする前に自分の収入上げることを考えたらどうだろうって思ってるんだ私は。男の人も自分の世話をやって貰うんじゃなく、ちゃんとできたほうがいいと思うんだ。全部やれとは言わないよ。できる限りの分担でいいよ。お互いなるべくできといたほうが、きっとのちのち便利だよと思うんだ。全部できるに越したことないけど。

相手の収入に依存しっぱなしにせず、相手の家事能力に依存しっぱなしにせずに結婚できたら、その生活って快適だと思うんだよね。ストレスも溜まりづらいし、お互いに何かあってもお互いになんとかできると思えると不安も少ない。

勿論、相手が他界してしまって精神的に云々というのはもしかするとあるかもしれないけれど、そういう状況でも経済的になんとかできる、家事もそれなりになんとかできるって環境があれば、あとは悲しみに暮れていても基盤がしっかりしているから生きてはいけるよね、そういう考えはどうですかって思うんだけどどうよ。それでもみんな働きたくないかな。家事したくないかな。いや、うん、私も働きたくないし家事したくないけど働いたり家事できたほうが得じゃないかって思ってるよって話ね。

 

 

追記:精神的に肉体的に頑丈じゃない人はまた別ね。今現在元気に生きてるならそういう選択肢もあるよねっていう提案。