アンサーソン

おひとついかが

生き物が死んでいる街

私が今住んでいる街では割と頻繁に生き物が死んでいる。

今の街に住む前は調布に住んでいた。その前は世田谷だったが、いずれの地でも動物の死骸をこう頻繁に見かけることはなかった。

世田谷でヤモリやカナヘビを拾ったり、調布でタヌキの集団に遭遇したりクワガタを拾ったりしたが(田舎出身なのでコキフリとクワガタを見間違うことはない)、死骸を見かけることは…ああ、轢かれちゃった猫が路肩に寄せてあるのは見たことあるし、カナブンが死んでいるのは見かけたけどそのくらいで、それなりの大きさの生き物の死骸を見かけることは稀だった。

しかし、今住んでいるところでは結構頻繁に生き物の死骸を見つけてしまう。

 

最初は当時まだ彼氏だったオットが住んでいるアパートから、まだ寝ている彼氏を置いて出勤するときだった。

 

 

(以下ちょっとグロ表現あり。生き物が死んでいる話なので、この先も割とグロ話が続く。苦手な人はブラウザをそっ閉じ推奨)

 

 

死んでいる鳩をカラスが啄んでいた。

 

滅茶苦茶怖い。

どこの世紀末!?と思った。

 

たまたま…だよね…、カラスだし仕方ないよね…と自分に言い聞かせた。

それからどれくらい経った頃かは忘れたが、路肩で死んでいるカラスを見た。

今度は死んでいるだけだったのでインパクトは前回ほどではないものの「今度はカラスか…」と思った。

 

その後も、恐らく車にはねられたのであろう交通量多めの道路の路肩に寄せられた鳩。

思わず「あっ」と声が出てしまったのは、今のマンションに引っ越してから、近くのスーパーの前の道で潰れたネズミ(大きめ)。

 

そのほかにも、梅雨時にはそれなりのサイズのカエルが轢かれているのを度々見かける。調布でも世田谷でも轢かれたカエルなんて見かけなかったのに!世田谷の前は練馬に住んでいて、練馬でだって見かけなかったのに!!地元でだってかなり田舎のほうに行かないと見かけないのに!!!

 

私がこの街に来るようになって4年くらいなので(オットとは付き合って2年ほどで結婚した。結婚2年目)、年に一度は必ず何か大物の死骸と対面していることになる。しかもみんな野生。

 

そして5日ほど前だろうか、朝、駅に向かう住宅街の道を急いでいたら、これまた路肩にタヌキと思しき毛の塊がこちらに背を向けて横たわっていた。

住宅街に出没している個体とはいえ、人がそれなりに通る道で寝るような野生はいない。確認したわけではないが、たぶんはねられたヤツなのだろう。

 

頻繁に生き物の死骸と対面するからといって、私だってそんなものに慣れやしない。それなりの衝撃を受けながらなんとかやり過ごしているんだ。それなりに悲しい気持ちになるんだ。

 

 

野生のお前らはもっと緊張感持って生きろ!

轢いちゃう人たちはもっと気をつけて運転しろ!

なんでそんなに生き物が死んでるんだよ中野区!

 

初対面 話すことなどなくなって 「よく生き物が死んでますよね」

 

前に結構行っていた飲み屋で知り合った初対面の女の子に

「よく生き物が死んでますよね」

と言ってしまったことがあるのだが、まったく同意は得られなかった。

私だけが見ている幻なのだろうか。幻覚?私もしや精神的にヤバイのか!?

 

 

 

 

 

 

 

全然関係ないけど、今日iPhoneで普段使ってないプレイリストを起動させてランダム再生させたらAKB48の「エンドロール」のカラオケバージョンが流れてきて「なにこれ素敵」と思って何度かリピート再生させてしまった。ちょっと昔の歌謡曲みたいな雰囲気が凄くよかった。もともと好きな曲ではあったんだけど、曲だけ聴いて改めて。