アンサーソン

おひとついかが

服を着るなら

夫がABAHOUSEの通販で黒のポロシャツを購入したらしく、先日それが届いた。夫はあまりポロシャツを着用しない。珍しいね、着たくなったの?と言ってそのまま流していたが、そういえばこの人この前「服を着るならこんなふうに*1」をKindleで読んでいたなと思い至った。

しかしながら夫は割と自分の着たい洋服や洋服の好みがはっきりしているほうなので、その漫画を読むこと自体が意外だった。私も夫と同じように洋服の好みがはっきりしている洋服バカなので、夫と一緒に買い物に行くと楽しい。夫に「その服はいかがなものか」と言われることもあるがそれも含めて楽しい。そんな夫に役立つ漫画じゃないんではないかなーと思いつつ、もしかするとなんらかの新しい視点を夫に与えたのかもしれない。

私は最近の漫画にはさして詳しくないのだが、「服を着るなら〜」は無料公開されているものがはてブホッテントリに上がっていたり、出版社か作者が公開した漫画の内容の一部がTwitterのTLに流れてきたりすることがあったため、その内容については多少知っていた。基本的にはコーディネート初心者向けのため、色物を選ぶなと怒られていたりして、そのシーンを見た瞬間に私に必要ない漫画だなと思った。*2

記憶が正しければ、以前見たその漫画の一部に「黒・紺・茶・グレーくらいでまとめろ」のような内容が掲載されており、そこで確かカジュアルダウンさせるために黒のポロシャツが紹介されていたような気がする。夫はおそらくそれに影響を受けたのだと思う。まあ黒ポロシャツが1枚あると着まわしもできて便利だとは思う。

 

ただ、なんかさ、こういうふうに行動の流れを察知されるのって恥ずかしくない?イヤ私は夫なわけじゃないから夫が実際どう思ってんのかは知らないけど、ていうか夫にこの「ああ、あれ読んだから買ったのね笑」という私の推理(推理?)を説明したわけでもないから私がそう思っているということを夫が知っているわけでもないのだが、なんていうかーあーグズグズ言ってますけど要は

 

いやなんで漫画に影響受けて服まで買っちゃってんだよ

 

という気持ち。

 

あなたもっと自分の好みはっきりしてたじゃん。どうしたよ今更、っていう。

前述したとおり、あの漫画が夫になんらかの新しい視点を与えたのかもしれないし、夫は夫なりにもしかするともうちょっと別の洋服の着方を楽しみたいという気持ちがあったのかもしれないけれども。

 

本当に何を着ていいかわからないって人には役立つ漫画だと思うのね。

ただ、あの漫画が全てだと思ってしまうと好みの幅が狭まったり自由が効かなくなるなあというのが私の感想で、有り体にいえば私はあの漫画が好きじゃないからそれに夫が影響を受けているのが気に食わないというだけのことで、今私は非常にモヤモヤしている。

*1:「服を着るならこんなふうに」というタイトルの漫画。主にどんな服を着ればいいのかさっぱりわからないという男性に向けて描かれたもの

*2:私は色物オバケである