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アンサーソン

おひとついかが

お花のような子

結構前の話。

知り合いの会社が引っ越したのでその転居パーティに行ったのだけれど、そこで紹介された中途の新入社員の女の子2人のうち、片方が社員の一人に恋をしていた。

 

その子は初めて会ったときから物凄く「女の子」で、遠くにいても「あ、女の子がいる」と思う感じの女の子だった。お花みたいだな思った。私は長年女をやっていてかつ女子高出身なので、普通の人よりも接した女の子の人数や期間が長いと自負しているが、それでもここまで「お花」という感じのする女の子に会ったことはなかった。

お花っぽいと思ったのでそれを別の人に伝えたら

「そう!お花みたいだよね!」

と激しい同意を得られたので、きっとみんな彼女のことを私と同じように「お花みたいだな」と思うのだろう。

 

ちょっと辛辣なことを書く。

可愛いか美人かブサイクかと聞かれたら「…個性的な顔立ちだよね…」とちょっと濁してしまうレベルに位置するだろうと思う。写真だけ見せられたらNOと言う男の人も半数くらいはいるのではないかと思う。しかしながら動いている彼女は本当にお花みたいで、可憐というのはこういうことを言うのではなかろうかと私は思っている。

 

 

顔立ちの話で思い出した。

少し話は逸れるが、よく男性の話で「合コンで女は自分よりブスしか連れてこない」などという話題の挙がることがある。実際に世の女連中が自分よりブサイクを連れてくるのかどうかよく知らないが、私は合コンに自分よりブサイクを連れて行ったことはない。私より酷いまたは私と同等が来たのは、合コンメンバーが「友達一人連れて行ってもいい?」と連れてきた場合のみだ。それなら何度か経験がある。毎度「しまった」と思うが後の祭りだ。合コンにブサイクは一人でいい。

私が私より酷いの連れて行ったら、全体のレベルが大変なことになって合コンの会場が廃墟のようになるというのは大前提として、何かまかり間違って廃墟のようにはならなかったとしても、その合コンに出ていた男性陣のうちのひとりが「また合コンをやろう」と思ったとき

「アイツに声をかけてもブスしか連れてこない」

と覚えられているともう二度とお声がかからない、というのが最大の理由だ。

そうしたら自分にマイナスじゃないか?もう誘われないんだよ?であれば、整った子を揃えて「それなりの子を準備できますよ!」としておいたほうが、その合コンが空振りに終わっても「アイツが連れてくる子は可愛い」と思わせられて次に繋がる可能性がある。

ではなぜ「自分よりブスしか連れてこない」と愚痴る男性は後を絶たないのか。考えられる理由は一つだけ(少なくとも私には)。

 

それが「やっつけ合コン」だからではなかろうか。

 

次に繋がらなくていい、むしろこれっきりにしたい、と思われている可能性がある。

実際、私も面倒な合コンのお誘いがあったときに

「すみません、今回30代しか揃えられなさそうです」

とメールしたことがある。それっきりメールは来なかった。このときからぷっつりと音信不通になった。なんてわかりやすいんだお前、とは思ったが、やんわり断るにはいい手段だ。

「ブスしか揃えられません」と口に出したり、実際容姿に難のある子を集めるのは流石に気が引けるが、そこまでせずとも相手にとってマイナスになるであろう条件を差し出せば自ずと相手が手を引いてくれる。ブス合コンはその悪条件を示せずにそのまま開催の運びとなってしまった不幸な合コンな気がする。

 

30代が恋愛市場で価値ナシだと言っているわけではないよ。30代男女でちゃんと恋愛したいと思っている人は多いし、そういう人を探している場では30代でも充分に需要がある。でもこのとき私に連絡してきた相手はそういう人間ではなかったので(だから私も断りたかった。そもそもお前のような人間に私の大事な知人たちを紹介できると思うなよ?)手を引いて貰うとにした。合コンやお見合いパーティのような「とりあえずスペック」→「会ったら容姿」という舞台で戦うとき、やはり年齢の条件はネックになる気がする。

そんなわけで、「そいつよりブス」しか連れてこない女が幹事の合コンばかりに出ている人はもしかするとそういう理由があるかもよと私は思っている。個人的な見解。

 

 

 

閑話休題

お花みたいな子の話をしていたのに唐突に毒を吐いてしまった。なんかゴメン。

 

そのお花みたいな彼女なのだが、先日その会社の人と会った際「辞めちゃった」と言われた。

そうか、辞めちゃったのか……。

彼女は凄くわかりやすく恋をしていたので、恋をしていた社員と一悶着あったのかしらと思ったらそういうことではないらしい。普通に仕事のことで、上の人間と相談して辞めていったとのこと。

 

私が彼女に会ってすぐの頃、その相手の社員に彼女がいないところで「正直アリっすか、ナシっすか」と聞いたら「ナシです…」と言われたので、彼女の気持ちは届かないのだなあとちょっと残念に思っていたのだった。二人ともほんわかした雰囲気の人たちだったからうまくいって欲しかったのだけれど仕方ない。

 

人の気持ちは外野がやいのやいの言ったところでどうなるものでもないしな。

この「お花のような子」が転職先で幸せになれるよう祈っておく。