読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アンサーソン

おひとついかが

半笑い劇場

日常

私は少し前から転職活動中だ。

1月にエントリした会社から反応があり、応募書類を郵送したうえで2月に面接を受け、2月末くらいに祈られた*1

 

ただ、私としてもその会社はなかなかの曲者と感じていたのだ。祈られたのが悔しくてこういうことを言っているわけではない。断じて。…断じて。

 

仕事内容はちょっと面白そうだったんだよ。だから応募したんだよ。まあちょっと難があるかもなと求人概要を見たときに思ったりもしたんだけれど、せっかく面白そうと思う仕事を見つけたんだから応募してみりゃいいんじゃねえの、と思って応募したんだ。面接に行ってみたら懸念していたことがクリアになって俄然入りたくなるってことも今までは割とあったし(だけど落ちたし)。そこに期待したんだよね。

 

しかし結局、蓋を開けたらやっぱりあんまり…という印象で、細かいことは割愛するけれど仕事のこと詳しく聞くとスキルアップどころか後退しかしませんよね的な感じだし、仕事の待遇は半笑いになる感じだし(そのうえ交渉もなく言われた条件で決定らしかった。まあ最初の面接で開示した分はいささかマシかもしれない)、なによりも面接官が(1対1の面接で入社後は上司になるらしい人)ちょっとズレたことを言ってくるので「ああやべえこれ入社したら話通じなくて面倒くさいことになる相手だ」と思った。

面接官が更に私の技術面に関し明後日なことを言ってくるので、本来であればひとつひとつ「いいえ違いますよ、ここはこういう理由でこうなっていますよ、こちらはこういったことがあってこうしましたよ」と説明すべきところだったのだけれど、私の精神がそれを拒絶したので面接の途中から全部「ははーそうですかー」「ははー、そうですねー」と半笑いで済ませた。もうやる気がなかった。新種の圧迫面接のひとつなのかもしれない(たぶん違う)。

そんな状態だったので本来であればその場で辞退を申し出るのがもっともな対応だったのだが、途中からの半笑いっぱなしで精神を消耗していたため(思えば思考停止に陥っていたのだろう)そのまま帰って来てしまった。

 

家に帰って色々と思い返し「ああなんで私あのとき皮肉のひとつも言って願い下げて来なかったんだろう」と悔やんだが後の祭り。けれど、上記のようなクソ面接で通るわけがないと思っていたので、特に辞退の連絡もしなかったし、当然のようにお祈りの書類も送られてきたのでホッとしていた。

 

ら。

 

このまえ電話が来たんだ、件の面接官から。

「うふふーわかりますぅ?」

なんだお前は。合コンの後でお目当ての男に電話してきた感じのシチュエーションか。お前なんか知らねーよ(わかったけど)。

書き忘れたが、面接官はオネエなわけじゃなく女の人ね。

 

「一度不採用で書類を送らせていただいたんですけどぉ、やっぱりぃ、○○さん(私のこと)みたいな人がウチの会社には必要かなあって思っていてぇ」

 

ははーん、さては最終面接に進んでいた候補者に逃げられたな?

 

「私○○さんの人柄?(語尾上げ)も凄く気に入っていてぇ、まだ○○さんが転職活動中であればぁ、再応募していただけないかなぁと思ってぇ」

 

語尾がウザイが本当にこういう喋り方をしていた。面接のときは消耗しすぎて覚えていなかったが、おそらくいつでもこんな喋り方なのだと思われる。

 

ていうか再応募?なんでそんな面倒なことすんの?また最初からやり直すの?と思ったら、面接には来なくていいという。

はあ、要するに履歴書が欲しいということ?

なんだろうそれ。私以前にも一旦祈られた会社から「現在離職中なら是非」という電話を貰ったことがあるのだけれど(最初のESにも面接に持って行った履歴書にも職務経歴書にも全部在職中だって書いてあるだろうがアホか地獄へ落ちろ)、そこだってまた履歴書を寄越せとは言ってこなかった。

 

何が目的なの…?

 

いずれにしても、どうせ通っても辞退するつもりだったところだし、履歴書もういっぺん出せとか気持ち悪いし、あんな面接、私が面接官だったら「コイツやる気ねえじゃねえか」って、いくら最終面接で辞退した人が出たところで絶対コイツには電話なんかしねえっていう半笑いの人間なのに電話してきて気持ち悪いし、とにかく「いやー、不採用のご連絡いただいた時点でもう諦めてまして」とか「いやー、今現在選考が進んでいるところもありまして」とか「いやー、選考進んでるのが一社じゃないんでお休みなんかも取れませんし」とか、面接来なくていいって言われてんだから休み取れないの理由にならないなと思いつつ半笑いで断った。

結構粘られた。長かった。うざかった。電話に出た瞬間から切るまで終始半笑いだった。

電話を切った後、会社の人に顔を見られて「なに笑ってんの?気持ち悪いわ」と言われる程度には半笑いだった。

 

 

私みたいな低スペでさえも2度こんな電話を受けているのだから、ギリギリで通過できなかった人たちなんてもっとこういう電話を受けているんだろうなーと思う。みんな大変だなおい。

採用する側はもっとちゃんと候補者をしっかり絞って決定までキープして、もし辞退されたら次もちゃんと求人広告出しなよ、求人広告費をケチんなよと思った出来事でした。

(私の場合はもしかすると個人情報を集めていたのかもしれないけれど)

 

…というか、そうやって一旦不採用出された会社から「現在離職中なら是非」とか「再応募しませんか」とか言われてほいほい乗っていく人っているのかなあ?物凄く魅力のある職場ならばともかく、そういうことをへらへら言ってくる時点で「この会社やべえんじゃねえ?」と思われるのがオチじゃないかなーと思うのだがねー。違うのかな?

*1:就活・転活している人の間で使われる不採用通知の呼称。不採用通知では殆どの場合、文末に「○○様の今後の活躍をお祈り申し上げます」の一文が入るため、「お祈りされた」「お祈りメールが来た」などと表現する