確執 - アンサーソン

ちょっと重めだし愚痴っぽくなっているので、暗い話を読みたくない人、苦手な人は退出推奨。

前回のエントリでこういったもの（「mjsk」）を書いた矢先、たまたま以下を増田で読んだ。

これの元エントリになっている「処女レイプもの云々」のほうはよくわからなかったのだけれど（言っている意味はわかるが理解はできないの意）、こちらは私も母子の確執（と私は呼んでいるがおそらく母には1mmも響いていない勝手な思い）で似たような経験をしてきているので、ブクマも含めてざっと読んで「こういうの、うちだけじゃなかったんだなぁ」と思った。

ブクマでも言ってる人がいたけれど、こういうのが自分のところだけではないともっと早く知りたかった。

私の育った環境下では、姉には「女の子であること」が許されていたが、私には認められていなかった。性嫌悪っぽい部分もこのエントリとよく似ている。ただこのエントリと違うのは、母親が私のオットとの接触を極力避けているということだ。母親は私のオットに会いたがらない。

母親はなぜか私に愛されている、大事にされていると思い込んでいるフシがある。母に関する最大の謎だ。以前マスコミで喧伝されていた「友達親子」に憧れているようだ。子供の頃から言動と行動の矛盾で振り回し続け私を切り捨てようとした人間をどうして私が愛して「友達親子」になれるなどと考えるのだろうか。本当に不思議だ。

また、彼女は私とオットが入籍前に同棲を既に始めているのに、実家（新幹線で2時間半）近くで私と二人で住む部屋を勝手に探し「どうしよう〜」という浮かれたメールを送りつけてきたという謎の行動も取っている。この場合の「二人」は母親と私だ。実家のほうは鄙の地なので仕事もないし、帰る気は一切ないよとオットと出逢う何年も前からずっと言い続けているにも関わらず。いや、突っ込みどころは仕事のことだけではないのだけれど、とにかく一体なんのつもりなんだこの人はと思っていた。「どうしよう」じゃねえよ。お前が「どうした」だよ。

そんな具合で私はずっと母親が苦手だったのだけれど、周囲は母親との関係が良好な（ように見える）人たちばかりだったので、「どうしてウチだけ…」という思いをずっと持っていた。

その思いをうまく昇華させられないまま生きてきたが、彼女が生きている限り存在を無視し続けることはできないので、そのうち私は「この人に期待してはいけない」と思うようになっていることはこのへんで書いた。

♪ピノとお前と（ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ）iPad（ﾗ〜ﾗﾗ〜ﾗ〜ﾗ〜ﾗ〜ﾗﾗｰﾗｰﾗｰﾗｰﾗ〜） - アンサーソン

ここに書いている「地元に帰るのはよくて年に一回」「母親に会うのは気が重い」というのは、前述のような理由で単に母親が苦手だからだ。

当事者にとってはキツイことだが、それを他人にイチから説明するのも面倒くさい。母子の関係がスムースな家庭に育った人には理解して貰えないことが多いから、というのもあるが、話す過程でいちいち出来事を思い出して苛つくのでHPもMPもじりじりと削がれていくのだ。自家中毒のようになるのだ。最終的には「なんでウチだけ（私だけ）…」という思いしか残らないのに、いちいち記憶をほっくり返すことでまた怒りを感じて悲しくなって傷ついて、でも一度思い返し始めると溢れ出てきて止まらなくて辛いのだ。前述の私の話ももっと短くまとめて切り上げようと思っていたのだけれど、割と長くなってしまった。もっといくらでも出せるが、羅列しても意味はないので削ってもそんな具合だ。

ここで、冒頭のリンクの「mjsk」の話だ。

私にとって義母はさばけてて一緒にいて楽な人だけれど、義母と義姉との間にも何らかの確執があるのだろう。それは増田のエントリのようなものかもしれないし、違うかもしれない。

これは私の想像でしかないけれど、母親との関係が悪い人は、それぞれの状況や母親の対応の仕方の違いこそあれ、似た思いを抱えているのではないかと上記の増田エントリを読んで思ったんだ。

義母に対して義姉も、色んな感情がないまぜになった、憤怒と悲哀を経た諦念のような感情を持っているんではないかなと。

私は義姉の義母に対する愚痴を聞く気はないし（話さないと思うし）、具体的に何があったのかを知りたいとも思っていないけれど、少しのシンパシーを勝手に感じたんだ。「mjsk」のエントリを書いたあとで「余計なお世話かもしれない…」と迷っていたのだけれど、やっぱり直にメールしてくださいねと書き添えようと思っている。

「まだ出してなかったのかよ」という突っ込みは受け付けない。

余談。50円切手と80円切手が結構ストックしてあるんで、増税前に使い切ってしまいたかったけどムリだなこりゃ。