アンサーソン

おひとついかが

mjsk

先ほど帰って来たばかりで、支離滅裂なことを書くかもしれないが許して欲しい。

 

唐突だが、私達夫婦はそれぞれの育った家庭に問題を抱えている。いや、本人たちの問題はとうに解決しているというか諦念というか、とにかく本人たち以外の部分に何か問題を抱えた家庭に育ってきてはいるのだけれど、本人たちそのものはいたって正常である(多少「普通でしょ?」と言えない部分を抱えているかもしれないけれど、それでも一般の許容範囲に収めて家の問題を外に出さない程度の良識はある、というレベルにおいて)とお互いに認識して、それで婚姻という形式をとった、という過程がある。

 

……というか、正確にはお互いがどういった状況に置かれているのかはっきりとは把握してはいないものの、お互いに何らかの家庭の問題を抱えていることは認識していて、そこには深く突っ込まずともそれなりに生活できる程度にお互い自立しているよね、という認識のもとに婚姻関係を結んだ、というほうが正しいか。

先ほどからタイプミスをやたらしていて自分が酔っ払っていることはわかっているので、この文章が支離滅裂でないことを願いながら自分を信じてこのエントリを打っている。話が通じていなかったらごめんなさい。

 

先ほど、一軒目のごはん屋さんで軽く呑みながらご飯を食べ、二軒目行ける感じだよねーと二軒目に移動し、意外にも二軒目で沢山呑んでしまって明らかになった。義母と義姉の関係だ。

 

私のオットには姉が一人いる。

詳しい理由は不明なものの、何らかのきっかけがあって高校卒業後、大学進学中に行方不明になりその後音信不通になっていたという姉がいたのだが、数年前に突然連絡を寄越して子供と夫を連れて会いにきた、という話は付き合い始めた当初に聞いていた。

 

 

えーと、ここで通常の一般家庭に育ってきた人は「は?」と思うかもしれないが、私の家も割とめんどくさい事情を抱えているほうだったので、「言いたくない事情もあるんだろうな、話す気になったら話してくれるだろう」と思い(正直なところ「聞いたらこれ絶対面倒くさいけど、義母もサバサバしてるしそれぞれの家庭でそれぞれいろいろあるだろうしもう聞かなくていい事情かもしれない」と思ったことも理由。理解できないと言われたらそれまでだけど、そういう間柄もあるんだよということはお察しいただけるとありがたい)、取り立ててそうなった理由は聞かなかった。

そもそも、私がオットと結婚したのはオットに乞われたからで、私が特に物凄く結婚したかったわけではないし(といっても結婚したのは失敗だったと思っているわけではまったくないよ)、自分の家庭が不全であることはもとより心得ていたことなので、そんな不全な家庭で育った私でも結婚したいと思ってくれる人がいることは非常にありがたかったし、オットの家庭が不全であったとしても今現在オットの人格に特別問題がないのなら一緒にいることそのものに何ら問題はない(借金やギャンブル、風俗はアウト、というような最低限のラインはあるものの)と思っているので、まあ、結婚を求められるならそれでもいいかなと思ったらで、要は相手の家柄はさして重要視していなくて、相手が私といて楽しいと思っていてくれて、私が相手といて楽しいと思っていてくれるのならなんら問題はなかったんだ。

 

そんで、さっき。

私も会ったことのある、オットの高校のときの友達の話から、義姉と義母の話になって「えっ」と驚いたのだ。

前提として、義母はサバサバしていて非常にいい人である。ほどよい距離感があって、私には心地良い。彼女と新宿でサシ呑みしたこともあるのだけれど、いい感じに楽しく過ごせたので、オットと義母との距離感は、母親をそれなりに大事に思いつつ干渉をちょっとうざったく思う子のそれなのだと思っていた。

一方、オットの姉である。オットの姉には法事の際に一度お目にかかり、義母よりもすこし距離を持って接したことがあるのだけれど、好意的に接して貰い、気兼ねなく会話を交わすこともできイヤな感情は何も持たなかったので「音信不通になったのは思春期特有のちょっとした行き違いの問題だったのだろうな」と勝手に思っていたのだった。

が。

 

さっき、オットとたまたまオットの高校時代の話になり、そこから義姉の話になって驚いた。

「お互いに嫌い合ってたから仕方ないよ」

え?嫌い合ってた?義母と義姉が??

「うん、髪の毛引っ張り合って毎日のように大喧嘩してたから」

え??義母と義姉が????

 

え?え?マジで??

ちょっと法事で見た状況からは俄に信じられないんですが……。

ああ、でも法事でもそんなに仲睦まじく話してるところを見かけたわけではなかったな…。

 

私の家庭も複雑だったし、母親には非常に複雑な思いを抱いているのだけれど、そこまでではなかったから、義姉の気持ちを慮ることはできないなーとも思いつつ、私に、義姉からの連絡は義母を通じて来るのだけれど、そういう事情があったのなら私に直接メールなり電話をくれてもいいよと思ったので、丁度はがきを出そうと思っていたこともあり、私のアドレスを添える程度はしようと思っている。

正直、義姉と仲良くなれるかどうかは微妙と思う部分もあるのだけれど、「母親に複雑な感情を抱いている」という点では非常に共通しているので、あながちわかり合えないとも言えないのではないかと勝手な希望も持っている。わかり合えなかったらお互い疎遠になるだけのことだろう。

 

とりあえず、mjsk!と思うようなオットの家庭の事情があるということがわかったという話と、そんなふうに知らないことがあっても婚姻に至ることもあるんだよーという話。