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アンサーソン

おひとついかが

騙されたい2014

戯れ言

騙されたいのだ。

詐欺に遭いたいわけではない。

そういった映画や小説に出合いたいのだ。

好きな映画がずっと「スティング」な私にとって、清々しく騙されるような映画や小説と出合えることはとてつもない喜びだ。

 

今までに快く騙されて「うわー騙されたー」と笑顔で言えた作品は以下。

まず映画は

 

 

の3作。

よくホッテントリの「騙された映画ランキング」みたいなものでも挙がっている作品ばかりだけれど、最後まで観て「だーまーさーれーたー!」と気持ちよく思えた3作だ。ディナーラッシュに関しては「騙されたというか……まさかそういうこととは…w」という印象だけれど、どんでん返しという点で非常に優れていると思っている。

 

小説は

あたりかなあ。

「葉桜の季節に君を想うということ」がダントツすぎて他が思いつかないくらいなのだが、あのレベルで騙されたらもう「参りました」としか言えないなーと思ってしまう。実をいうと、割とはじめのほうでほんの少しだけ引っかかりがあって、読んでいる最中に戻って読み直した部分があるのだけれど、それを「たまたまかな」と流してしまうような見事な筆致だった。未だに心のベストテン第一位。歌野晶午作品は他も割と好き。

 

次に「ララピポ」。連作になっている短編集で、このうちのひとつの話。これはプチ騙されなのだけれど「え、そうなの!?」という驚きはあったので入れておこう。少しずつ話がリンクしていく部分もちょっと面白い。個人的には「ララピポ」という言葉の意味も含め、読んだ後なんだか元気になるので何度も読み返している大好きな作品だ。

読んだ後に映画化されたのだけれど、あのプチ騙されは映像化されちゃったら表現できないじゃないかと思ってしまってまだ観ていない。どうやってるんだろう。プチ騙しナシでスルーしてるのかな。だとしたら勿体ない。

 

こういう話題のときに必ず挙がるタイトルで「イニシエーション・ラブ」(乾くるみ)があるけれど、これは個人的にあまり気持ちよく騙されなかったので、まとめで名前が挙がっているのを見る度に「そうかー」と思ってしまう。読後も「あーなるほど」とは思うものの「いやーマジかすげー騙された!」って感じにはならなかったんだよねえ。「ああ、凄いね」とは思ったんだけれど。うん、凄いんだけどなー。

 

 

あーそうだ、これはたぶんみんなそんなに観ていなかった連ドラなので、話しても通じにくいところが多分にあるんだけれど、宮藤官九郎脚本の「マンハッタン・ラブストーリー」という作品の中で、TOKIO松岡演じる喫茶店マスターの主人公とともに「えぇー!!!!!!!!!!」と声を出して驚いたシーンがあった。それはなんかもう騙されたというか騙されたんじゃなく最初はクドカンもそういうつもりじゃなかったんじゃないの?無理矢理後付けでそういう設定にしたんじゃないの?という印象で面白かった。小泉今日子及川光博も出てるんだけど、その二人全然関係ないシーン。未だに思い出す度「えぇー(なにその設定)」と思う。

 

 

 

このところ快く騙される映画にも小説にも出合えていない。

この前読んだ某ミステリも「ミスリードを狙っています」感がありありとしていて逆に真犯人わかっちゃったよ…という内容でちょっとガッカリさせられた。私は作者やら脚本やら役者やらに面白いように転がされたいんだ。

なんだろう、あの、とりあえず

 

もっと私のことを清々しく騙してくれないか…!