アンサーソン

おひとついかが

イケ

このところ数カ所で「イケボ」なる言葉を目にし、「なんぞ」とググったらイケてるボイス(イケメンボイス?)のことで、要するに「格好いい声」のことを「イケボ」と呼ぶらしいことがわかった。

 

イケボでググったときに「イケボな声優」みたいなものに挙げられていた声優が3名ほどいて、二人はもう名前も忘れたんだけど、残ったのは子安という人だった。名前見たことある。

私が知っている声優は岩田光央と子安なんとかって人と山ちゃんくらいで、子安なんとかに至ってはどんな声かもわからないのになぜか名前だけ印象に残っているといった具合だ(最初に名前を見たとき「『ツバクラメの子安貝』の『子安』だなー」と思ったから覚えていた)。山ちゃんは陽気なロバ役とかじゃなく、普通の人間の男の人役をやっているとき滅茶苦茶イケボだと思う。あ、あとグレーゾーンの人も知ってる、三ツ矢なんとか。

その「イケボ声優」3人が挙げられていたところに、音声も挙がっていたので聞いてみたんだけど2人は正直イマイチで「いい声だな」と思ったのは子安なんとかだけだった。

きっと男性声優ファンの女子の皆さんは、もともとアニメに好きなキャラクターがいて、そのキャラクター好きが高じて声優さんも好きになり、結果その声優さんの声も格好良く聞こえて「イケボ」と言っているんじゃなかろうかなどと考えていたのだけれど、ここでふと思った。

「イケてる」の定義って凄く曖昧だよね。個人差あるよね。

 

一般的に「イケメン俳優」っていわれている人たちもそうだけれど、「…イケメン…?」って人、いない?その人の露出具合と時間経過につれ「この人は一般的に『イケメン俳優』ってくくりに入る人なんだ」という認識ができてきて特に疑問も持たなくなるのだけれど、改めてまじまじと容姿を確認したときに「イヤやっぱりカッコイイとは思わないな…」という人が結構な数いる。でも、そういう人を大好きで大好きで「カッコイイカッコイイ」と言っている人がいるのも事実。

つまり、「イケてる」は個人差が大きすぎて定義できないということなのだと思う。

 

だから、「イケボ」に関してもきっと「私にはそのよさがわかりづらかった」というだけの話で、ちゃんとその人の声の格好良さを聞き分けてる人もいて、その人たちが彼らを「イケボ」と呼ぶのだろうなという結論に至ったのだった。

 

声イケや 聞きて戸惑う声優の イケてるジャッジは人それぞれだ

 

じゃあお前は誰の声なら格好良いんだよと言われても、声優には詳しくないので「うーん、陽気なロバじゃないときの山ちゃんかなぁ」という返答しかできないのであった。